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相続エッセイ
一日一組限定
一日一組限定。 こう書くと、なんだか高級旅館か隠れ家的なレストランのようだが、私の税理士事務所の話である。 相続税申告の初回面談は、原則として一日に一組しか受け付けていない。 面談の所要時間は、一時間程度とご案内している。あまり長くなると、... -
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1月1日に亡くなるということ
以前、1月1日に亡くなった方の相続税申告を、お手伝いさせていただいたことがあります。 相続の仕事をしていると、亡くなった方がその年に払うはずだった税金も確認します。 そのとき、不思議なことがありました。 住民税は、かかりませんでした。 でも、... -
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亡くなったあとにも、住民税はかかる
相続の仕事をしていると、ときどき、ご家族からこんなことを聞かれます。 「もう亡くなっているのに、住民税を払うんですか?」 とくに年の前半に亡くなった方の場合、亡くなったときにはまだ、その年度の住民税の納税通知書が届いていないことがあります... -
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外書きされる人たち
相続税を専門にしているので、国税庁が毎年公表する「相続税の申告事績」は、毎年気にして見ています。 令和6年分の資料を開くと、最初のページに大きな表があります。 課税割合は10.4%。相続税額のある申告書の提出に係る被相続人数は、16万6,730人です... -
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税務署が、ちょんとタッチする
相続税について、「簡易な接触」が増えている、という記事を読みました。 令和6事務年度の件数は2万件を超え、前事務年度より17%増えたそうです。 「簡易な接触」という言葉自体は、前から知っていました。 その記事には、会計事務所としてはこれを軽く扱... -
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税務署は知っている
ある日、税務署から郵便物が届きました。 亡くなった父の相続について、と書いてあります。 相続税の申告が必要ではありませんか。 そんな内容でした。 家族は、少し気味が悪くなりました。 どうして税務署が、父が亡くなったことを知っているのでしょう。... -
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口座凍結スイッチ
夫が亡くなった。 妻は市役所へ行き、死亡届を出した。 窓口の職員は書類を受け取ると、内容を確認した。 「はい。確かに受理しました」 妻が去ったあと、職員は机の下に手を伸ばした。 そこには、小さな赤いスイッチがある。 カチッ。 信号は、市役所から... -
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温泉卵ができる前に
昨日は、敬老の日だった。 台風で雨が降っていた空は、一日たつと真っ青に晴れていた。日差しはじりじりと強く、自転車をこいでいると少し汗ばむ。往来には人がたくさん出ていた。 そんな中を事務所へ向かっていると、ふと思った。 遺言書を書こう。 昨日... -
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ぴかぴか、ぺらぺら
税理士向けの業務用品カタログというものがあります。 そこには、相続税申告書を綴じるための専用ファイルも載っています。 黒い皮革風の表紙に、金文字。希望すれば、被相続人や相続人の名前を金箔で入れることもできます。 最高級品は、一冊8,200円から... -
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チェアパッド
私の事務所には、白い椅子があります。 開業したころ、IKEAの通販で買いました。白くて、肘掛けがついた、ごく普通の椅子です。 しばらくしてIKEAの店舗へ行ったとき、店内にあるだだっ広いレストランに入って驚きました。 私が買ったものとよく似た白い椅...
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