相続の浮き輪|ざっくりわかる相続のきほん 記事一覧

相続の浮き輪
ざっくりわかる相続のきほん

相続の海で、一呼吸つくための浮き輪。

相続が始まると、戸籍、預貯金、不動産、遺産分割、相続税、期限など、たくさんのことを一度に考えなければなりません。
しかもそれは、大切な人を亡くした直後に始まります。

何から手をつければよいのか。
相続税はかかるのか。
期限に間に合うのか。
自分だけで進めてよいのか。

心がざわつくのは、自然なことです。

相続税は、すべての相続にかかるものではありません。
けれど、「うちは申告が必要なのでは」「本当に税理士に相談しなくてよいのだろうか」と不安になる方もいます。

この「相続の浮き輪|ざっくりわかる相続のきほん」シリーズは、相続が始まって、何から見ればよいかわからない方、相続税がかかるかもしれないと思って不安になっている方のための入門シリーズです。

最初からすべてを理解しようとしなくて大丈夫です。
まずは一呼吸ついて、相続の現在地を確認していきましょう。

難しい相続を、雑にではなく、ざっくり。

相続には、細かいルールや例外がたくさんあります。

でも、相続が始まったばかりの方に、最初から専門用語ばかりの説明を渡しても、かえって何から見ればよいのかわからなくなってしまいます。

相続の海で迷っている人に必要なのは、百科事典ではなく、まずつかまるための浮き輪です。

だからこのシリーズでは、相続の制度を、できるだけ身近なたとえに置き換えて説明します。

たとえば、

基礎控除額は、相続税の入口ゲート。
相続人は、法律上の座席表。
財産調査は、荷物の棚卸し。

まずは「ああ、そういうことか」と大きな形をつかむ。
そのうえで、必要なところは現実の制度に戻って確認する。

たとえ話で入口を作り、実務で出口を締める。

それが、このシリーズの考え方です。

このシリーズでわかること

相続は、いきなり税金だけを見ると、かえって混乱しやすくなります。

まずは、誰が相続人になるのか。
どんな財産や債務があるのか。
いつまでに何をしなければならないのか。

この3つを確認してから、相続税がかかるかどうか、遺産をどう分けるか、専門家に相談したほうがよいかを考えていくと、相続の現在地が見えやすくなります。

このシリーズは、税理士が書く相続の入門シリーズです。
そのため、相続全体の基本を扱いながらも、相続税がかかるかどうか、申告が必要かどうか、税理士に相談したほうがよい場面を少し厚めに扱います。

このシリーズでは、たとえば次のようなことを、ひとつずつ整理していきます。

  • 相続が始まったら、まず何を見るのか。
  • 相続税がかかるかどうかは、どこで判断するのか。
  • 相続人はどう決まるのか。
  • 財産調査では何を見るのか。
  • 相続放棄はどんな制度なのか。
  • 遺言があると何が変わるのか。
  • 専門家に相談したほうがよいのは、どんなときか。

一度に全部を読まなくても大丈夫です。
気になるところから、ひとつずつ読んでみてください。


まず一呼吸つき、必要な助けを見つけるために

このシリーズは、相続の手続きをすべて自分だけで進めるためのものではありません。

まず一呼吸つく。
いま自分がどこにいるのかを知る。
何を急ぐべきかを確認する。
どこから専門家に相談したほうがよいのかを考える。

そのための、最初の浮き輪です。

今日は、ひとつ読めたらそれだけでも十分です。
気になる記事から、読んでみてください。

記事一覧(随時更新)

第1回 相続が始まったら、まず何を見ればいい?
何から手をつければよいかわからない方へ。まず「人・財産・期限」の3つを確認します。

第2回 相続税の基礎控除額ってなに?
相続税がかかるのか不安な方へ。基礎控除額という入口ゲートを見ていきます。

第3回 相続税は「遺産×税率」で計算するの?
見出しの税率を見て不安になった方へ。相続税の計算は、単純な掛け算ではないことを整理します。

第4回 自宅しか財産がなくても相続税はかかる?
「うちは自宅だけだから関係ない」と思っている方へ。不動産がある相続で見るべきポイントを確認します。

第5回 不動産の市場価格と相続税評価額は同じ?
不動産会社の査定額を見て不安になった方へ。売れる値段と、相続税で見る値段の違いを整理します。

第6回 小規模宅地等の特例ってなに?
自宅の土地の評価が心配な方へ。土地を小さく見積もれることがある特別ルールを確認します。

第7回 相続人はどう決まる?
誰が相続人になるのかわからない方へ。法律上の座席表を確認します。

第8回 相続放棄って、税金を払わないための制度?
相続放棄という言葉が気になっている方へ。財産も借金も、箱ごと受け取らない選択として整理します。

第9回 遺言があると何が変わる?
遺言書が出てきた、または遺言を考えたい方へ。財産の行き先を示す道案内として考えます。

第10回 相続対策で一番大切なことは節税?
将来の相続が気になっている方へ。税金を減らすことだけでなく、家族が困らない準備を考えます。

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