やさしい国際相続 第1回:国際相続って、普通の相続と何が違うの?

まゆさん、「国際相続」って最近よく聞くんですけど、普通の相続と何が違うんですか?

簡単に言うと、相続に「海外」が絡んでくるケースのことよ。
亡くなった人や相続人が海外に住んでいるとか、財産が海外にあるとか。

それって、どのくらいの人が当てはまるんですか?

意外と多いのよ。
相続税の申告をしていると、海外口座や海外勤務歴が出てくるケースは珍しくないの。
「うちは関係ない」と思っていたら、実は当てはまっていた、というパターンも多いわ。


国際相続に当てはまる4つのケース

ケース①
被相続人が海外に住んでいる
亡くなった方が海外居住者
ケース②
相続人が海外に住んでいる
財産を受け取る方が海外居住者
ケース③
財産が海外にある
海外不動産・銀行口座・株式など
ケース④
外国籍の方が関係している
被相続人または相続人が外国籍
※国籍と住所の組み合わせで課税範囲が変わります

1つでも当てはまれば「国際相続」です


普通の相続との違いはどこ?

日本だけで完結する相続なら、民法と相続税法だけ考えれば済みます。
でも国際相続では、「どこの国の法律を使うのか」「どの国に相続税を申告するのか」という問いが最初から加わります。

しかも日本の相続税は、当事者の「住所」と「国籍」の組み合わせによって、日本にある財産だけが課税対象になる場合もあれば、世界中の財産が課税対象になる場合もあります。
これが国際相続を複雑にしている最大の理由です。

💡まゆさんのひとこと

国際相続に当てはまるかどうか、まずそこから確認しましょう。
4つのケースのうち1つでも当てはまれば、普通の相続とは違う対応が必要になります。
次回は、あなたの相続が具体的にどのパターンに当てはまるのかを整理しましょう。

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